「できたー!!!」



嬉しそうにノート的ななにかを両手で持ち上げた
それに気が付いた両隣の白石と謙也が中間のの席を同時に覗きこんだ。



「えらい嬉しそうやん。どしたん?」

「昨日の部活、帰り際にバタバタして書けなくてもう帰ろってなったから今書きました!」

「おー。おつかれさん。いつもありがとな」

「・・・部活日誌か。そういえば俺見た事ないけどいつも真面目に書いてるん?

「失礼ね謙也!ちゃーんと書いてます!毎日」

「ほーん。どれどれ。見して」




謙也が手を伸ばしたのでは謙也の手に日誌を乗せた。
謙也はどれどれ・・・と日誌をパラパラ見た。

が、すぐに顔をしかめた。
ページをパラパラしながら「んんん!!??」と言った。




「いやいや!!!!この1週間ひどない!?」

「え?そーかな?」

「いや、いつもと変わらず・・・・・・毎日俺は楽しみやけど」

「いやいやいや!!!!何このツッコミどころ満載のやつ!」



と白石は顔を見合わせて「え?何かおかしい?」「いや?普通やんな」と 言いたそうな顔をしている。謙也はそれを見て突っ込まずにはいられなかった。



「だってホラ見てみ!!!」



















「・・・・・え?普通やん」

「ね」


いやいやいや!ツッコミどころ満載や!

「どこが?」

「どこがっておまっ・・・・・・そりゃコレ!!!!上適当すぎひん!?なのに 毎日毎日おやつの感想に力入れすぎやろ!!!!!」

「だってー。最後の最後にあるから覚えやすいっていうか」

「部活の内容くらい白石から聞けや!!!」

「だってホンマに昨日と同じやし。時短やん。無駄なくて俺はええと思う」

「ほら」


「あとこのMVP!!!お前これ毎日白石やん!!!なんやねん!俺も頑張ったし!」

「あーごめん、でも私がそう思ったからしょうがない。ねっ蔵」

「せやな。が独断と偏見で選ぶスペースやししょうがないで」

「蔵がつけてる部長日誌にはちゃんとした部員のMVPあるしいいかなっと思って」

「いやもうちゃんとしてないって認めてるようなもんやん!」




謙也がそういった瞬間、次の時間割の先生がきた。
それに気づいて席にちゃんとつく3人。

しかし会話は終わってないので筆談で行われた。




(さっき完成した昨日の日誌に・・・・・・よしっ、出来た。はい、



謙也が何かを書き加えてに渡す。
それを見たが小さく「あ!!」と言い謙也を睨む。そして何かを書き加えた。

それを見ていた白石が机の下から手を伸ばして、に「見せて」と口パクした。



2人が隣でいがみあっている中白石は受け取った日誌を開く。
そして例の昨日の日誌部分を見て「ぷっ」と吹き出した。
嬉しそうな顔をしてボールペンで何かを書き込んだ。








(今日のおやつは牛乳かんや)(缶詰のみかん入ったアレか!)




おやつ考えるのが楽しかったです笑(17.8.23)